業務用カップシーラーのご注文から納品まで必要な情報や納期について

業務用カップシーラーのご注文をご検討中ですか?この記事では、ご注文から納品までの流れ、必要な情報、納期などについて詳しく解説します。スムーズな導入をサポートします。

目次

ご注文前に知っておきたいカップシーラーの基礎知識

カップシーラーとは?メリットとデメリット

カップシーラーは、様々な容器の蓋を熱圧着で密閉する機械です。液漏れ防止や食品の鮮度保持に役立ちますが、初期費用やランニングコストがかかる点も考慮が必要です。カップシーラーは、飲食業界におけるテイクアウトやデリバリーサービスの品質向上に不可欠なツールとなっています。蓋をしっかりと密閉することで、輸送中の液漏れを防ぎ、お客様に清潔で安全な状態で商品を提供できます。また、食品の鮮度を保つ効果もあり、時間が経過しても美味しさを損なわずに提供することが可能です。導入にあたっては、初期費用として機械本体の購入費用が発生します。ランニングコストとしては、トップフィルム、容器の包材費用や電気代などが挙げられます。これらのコストを考慮した上で、導入効果を検討することが大切です。

卓上機と大型機:どちらを選ぶべき?

卓上機は初期費用を抑えられますが、作業効率は大型機の全自動式に劣ります。店舗の規模や予算に合わせて最適なタイプを選びましょう。卓上カップシーラーは、比較的低価格で購入できるため、初期投資を抑えたい小規模店舗や個人事業主にとって魅力的な選択肢となります。しかし、手動で一つずつカップをセットする必要があるため、大量の商品を扱う場合には作業効率が低下する可能性があります。一方、大型機の全自動カップシーラーは、初期費用は高くなりますが、自動でカップをセットし、充填、シールを行うため、作業効率が大幅に向上します。人件費の削減にもつながるため、大量のカップを扱う店舗や、作業効率を重視する店舗にとって最適な選択肢と言えるでしょう。店舗の規模や予算、作業量などを考慮し、最適なタイプを選択することが重要です。

ご注文に必要な情報:スムーズな発注のために

容器について

ほとんどのカップシーラーは容器に合わせて型を作成するオーダーメイド製品となります。又、容器の大きさにより機種が決まります。このため、容器について正確な情報をお知らせください。
お使い予定のサンプルをご提供いただけるとスムーズです。
容器が決まっていない場合、用途(中身)をお知らせ頂ければ弊社よりご提案させて頂きます。

用途と容器サイズの目安

用途容器サイズ(丸容器)容器サイズ(角容器)
ジェラート、アイスΦ70~Φ75mm
ゼリー、プリンΦ70~Φ90mm
ドリンクΦ88~Φ95mm
お新香、ところてんΦ80~95mm□88mm×88mm~□120mm×120mm
豆腐Φ110~Φ130mm□90mm×90mm~□120mm×170mm
カップ緬、丼ものΦ80~Φ200mm
惣菜Φ100~150mm□100mm×150m~□150mm×200mm
弁当□140mm×170mm~□200mm×300mm

容器メーカー

弊社と取引のある容器メーカーのカタログページを紹介します。
メーカー名と型番をお知らせ頂ければ、サンプルを取り寄せ御社にお送りする事もできます。
※容器によってはサンプルが無い場合もございます。

容器メーカー名(50音順)カタログリンク先
赤松化成工業株式会社https://akamatsu.com/product/
株式会社エフピコhttps://fpco-group.actibookone.com/category/list?param=eyJjYXRlZ29yeV9udW0iOjQxMjQ3fQ==
エフピコチューパ株式会社https://chupa.co.jp/business/catalog/
株式会社シンギhttps://www.shingi.co.jp/catalog/
タカギ産業株式会社https://www.mc-takagi.co.jp/catalog/
中央化学株式会社https://www.chuo-kagaku.co.jp/products/pamphlet/
東罐工業株式会社https://www.tokan.co.jp/wp/wp-content/themes/tokan1901/common/data/TKK_products_catalogue.pdf
株式会社東光https://my.ebook5.net/PAOTOKO/
RP東プラ株式会社https://rptopla.co.jp/product/food/drink-cup/
リスパック株式会社https://www.risupack.co.jp/product_catalog/product_catalog.php

生産能力について

1時間当たりの必要な生産能力をお知らせくただい。

生産能力目安

生産能力 / 1時間カップシーラーの種類
100~400個卓上機:型固定タイプ(ET-999S、ET-98S)
    型交換タイプ(ET-69シリーズ) 
400~700個卓上2連機(ET-900シリーズ)
700~1800個ロータリー機(ET-80シリーズ)
1500個以上ストレート機

トップフィルムの選定について

容器の素材によって、使えるトップフィルムが異なります。
 ・PET素材の容器でしたらPET用フィルムとなります。
 ・紙PE容器をシールする場合でしたら紙PE用フィルム
 ・PP素材の容器でしたらPP用フィルム
 容器素材に合わないフィルムを使用してしまうとシール出来ない場合がありますのでご注意下さい。

容器の直径によって、必要なフィルムの幅も変わります。
 フィルム幅は、容器のサイズに合わせて選びましょう。
 例:直径70mm(Φ70)の容器 → フィルム幅120~130mm

デザイン入りフィルムも可能
 トップフィルムにオリジナルデザインを入れることもできます。
 ただし、デザイン入りの場合、最低ロット数は20~60巻ほど必要になります。
 詳しくは弊社ブログ「カップシーラー用トップフィルムのデザインについて詳しく解説します」をご覧ください。

多様な素材や大きさに対応
 弊社では、さまざまな容器素材に対応したトップフィルムを取り扱っています。
 又、無地フィルムの場合2~4巻等、小ロットでご用意しております。お気軽にお問い合わせください。

その他の仕様

上記、「容器サイズ」と「生産能力」でカップシーラーの機種選定はできますが、カップシーラーに付随する以下仕様もお知らせ頂けると、より具体的な機種選定ができます。

 ・満杯充填でゼリー等、空気が入らないようにシールする必要がある
 ・ガス置換、MAP包装をしたい
 ・日付やロットNO等印字をしたい
 ・全自動(カップ供給、充填、シール、フィルムカット、排出)でシールしたい。
 ・フィルムに印刷をかけたい

お見積り、納期について

ここまでの情報(容器サイズ、能力、その他)をお知らせ頂ければ、お見積書を提出させて頂きます。

納期の目安

カップシーラー納期目安(工場の込み具合による)
卓上機(型交換不可)40~50日
卓上機(型交換可能)45~60日
ロータリー機90~150日
ストレート機150日以上

機械設置スペース、電源、エアーについて

ロータリー以上の大型機の場合、設置場所や電源、エアー源の確認のために御社までお伺いさせて頂きます。
機械設置スペースに関しては弊社ブログ「【カタログ一覧】ヤマツジのカップシーラーカタログを一挙公開!」に
各カップシーラーの寸法図がありますので参考にしてください。

カップシーラー電源エアー源
卓上機 ET-999S,ET-98S 100V不必要
卓上機 ET-69シリーズ100V不必要
卓上機 ET-900シリーズ100V必要 40~100L/min
ロータリー機 ET-80シリーズ3相200V必要 95~200L/min
ストレート機3相200V必要 100L/min以上

導入後のサポートとメンテナンス

初期設定と操作方法

カップシーラーの初期設定や基本的な操作方法についてご説明します。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。カップシーラーの導入後、スムーズにご利用いただけるよう、初期設定と操作方法について詳しくご説明いたします。
初期設定では、電源の接続、フィルムのセット、温度設定などを行います。ブログ「初めてでも安心!カップシーラーの設定方法、温度や時間の設定とは?」も参考にしてください。
操作方法では、カップのセット、シールの実行です。取扱説明書も付属していますが、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
電話やメールでのサポートに加え、必要に応じて訪問サポートも可能です。専門スタッフが丁寧に対応いたしますので、ご安心ください。

定期メンテナンスの重要性

カップシーラーを長くご使用いただくためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンス方法や推奨頻度についてご案内します。カップシーラーを長期間にわたって安定して使用するためには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。メンテナンスを怠ると、シール不良、機械の故障、寿命の短縮などの原因となります。
定期メンテナンスの内容としては、清掃、グリスアップ(注油)、部品の点検・交換などが挙げられます。
清掃は、トリミング刃やバケット(台車)に付着した汚れやカスを取り除くことで、シール不良を防ぎます。
グリスアップ(注油)は、可動部分の摩擦を軽減し、スムーズな動作を維持します。
部品の点検・交換は、消耗した部品を交換することで、機械の性能を維持します。
メンテナンスの頻度は、使用頻度や環境によって異なりますが、月に1回程度の清掃と、半年に1回程度の点検をおすすめします。定期メンテナンスをしっかりと行うことで、カップシーラーを長くご使用いただけます。
ブログ「カップシーラーのメンテナンス方法と重要性」も参考にしてください。

トラブルシューティング

万が一、カップシーラーにトラブルが発生した場合は、取扱説明書のトラブルシューティングをご参照ください。
解決しない場合は、お気軽にお問い合わせください。
カップシーラーを使用中に、予期せぬトラブルが発生する場合があります。例えば、シール不良、温度が上がらない、機械が停止するなどが考えられます。そのような場合は、まず取扱説明書に記載されているトラブルシューティングをご確認ください。トラブルシューティングには、一般的なトラブルとその解決策が記載されています。それでも解決しない場合は、お気軽にお問い合わせください。電話やメールでのサポートに加え、必要に応じて訪問サポートも可能です。専門スタッフが状況を詳しくお伺いし、適切な対応をご案内いたします。トラブルシューティングを活用し、迅速に問題を解決することで、カップシーラーのダウンタイムを最小限に抑えることができます。
ブログ「卓上カップシーラーのトラブルワースト10、原因と対策を解説します」や「卓上カップシーラーでシール不良やシールが付かない時の対処方法」も参考にしてください。

まずは、お使い予定の容器を弊社までお送りください。

以下住所にお客様のお名刺等と一緒に、お使い予定の容器をお送り頂ければシールの可否を判断させていただきます。また、ご連絡いただければ用途に合った容器やカップシーラーを提案させて頂きます。

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-4-209 TEL:03-6712-7255

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