ロータリー式カップシーラー設備導入のポイント【中ロット生産編】

カップシーラーは飲食業界で幅広く利用される機械です。設備導入にあたり具体的なポイントを詳しく解説します。本記事では当社のロータリー式のカップシーラーに絞り中ロット生産編(700~1,800個/時間)とします。

目次

ロータリー式カップシーラーとは

ロータリーカップシーラーは食品工場などに設置し、中ロット生産をする企業様向けの装置です。

中ロットでも1時間に700~1,800個程度生産可能ですので、1日2,000~5,000個程度の生産でしたら、ロータリーカップシーラーをお勧めします。基本的には容器に中身を入れ、カップシーラーの台車にセットすれば、自動的にシールされます。カップ供給機や充填機を設置すればカップを供給するのみで全自動でシール可能です。

弊社の基本的なロータリー式カップシーラーの動画をご覧ください。

設置場所について

設置場所の確保は重要です。容器の中身(生産物)の近くに設置します。環境としては湿度が低く温度変化が少なく結露のしない場所が理想です。又、シール前後の容器を置く場所やシールする人のスペース確保も必要です。なお、動力は200V三相電源とエアー駆動となりますので別途コンプレッサーが必ず必要となります。

以下、当社のロータリーカップシーラーとコンプレッサーの標準的な寸法を記します。

当社の最も小さいロータリー式カップシーラーとコンプレッサーの設置寸法です。

本体の電源を入れカップを置くと回転して順次シールします。

当社の標準タイプのロータリー式カップシーラーとコンプレッサーです。

コンプレッサーはパッケージタイプもあります。設置場所により選択してください。

当社の2連タイプのロータリー式カップシーラーとコンプレッサーです。

カップ供給機と充填機を別途取り付ける場合、コンプレッサーも大きくなります。

ロータリー式カップシーラーの高さと容器をセットする高さです。容器排出は左側から押し出し排出やバキューム排出されますので、コンベアー移送も可能です。

※上記図面はプリンターも設置した場合となります。プリンターが無い場合200mmほど低くなります。

ロータリー式カップシーラーの種類

卓上式カップシーラーは、容器の大きさや生産能力、中身や機能により様々な種類があります。

最も小さいロータリー式カップシーラー

 アイスやジェラートなど小さめの容器を使う場合に向いています。容器の口径は□170×120以下

標準タイプのロータリー式カップシーラー

 惣菜やお弁当、食肉水産、工業製品など様々な容器にシールできます。2連タイプにも対応可能。

 容器の口径は1連:□220×170以下、2連□170×95以下

ガス置換(MAP包装)対応のロータリー式カップシーラ

 窒素ガス置換などMAP包装に対応。2連タイプにも対応可能。

 容器の口径は1連:□220×170以下、2連□170×95以下

シーラーのガス置換包装(MAP包装)の利用法とメリット・デメリット」の記事も参照してください。

特注機

 □370×265までの大きい容器に対応した機械や、能力1,800個/時間などもあります。

カップシーラーの選び方

設置場所やカップシーラーの種類が決まった所で、具体的にロータリー式カップシーラーの機種を選択する必要があります。

 ①容器のサイズと形状
 ②生産能力
 ③用途
 この3つの条件で機種が決まります。

詳しくは当ブログ「カップシーラーで何ができる?選び方とメリット、デメリットを紹介」記事の「カップシーラーの選び方」を参照してください。

この他にも生産能力の高い機種
大きな容器にも対応可能な商品も
多数取り揃えておりますので
お気軽にお問合せください。

参考となる弊社ブログや製品紹介

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