ゼリー用カップシーラーの概要、選び方のメリットデメリットや使い方
ゼリー用カップシーラーの概要
ゼリー用カップシーラーとは
ゼリー用カップシーラーは、ゼリーを容器に入れ密閉するための機械で、食品を安全に保存できるようにします。ゼリーをカップに充填した後、カップシーラーを使用することで、カップの口をしっかりと密閉し、空気や水分を遮断します。これにより、ゼリーの品質を維持し、長期保存する事が可能になります。また、空間の無いようにシールする事でネット通販で販売する際など、輸送時に中身が崩れる事なく送る事ができます。ドーム型のカップを使用すればカップ底面を上にする事により中身が綺麗に見栄えよく販売する事もできます。
ゼリー用カップシーラーの歴史
ゼリー用カップシーラーは、食品製造の効率化と品質向上を目的として開発されました。初期のカップシーラーは手動式で、作業に時間がかかり、密封の精度も低かったと言われています。しかし、技術革新により、自動化が進み、現在では高精度で効率的なカップシーラーが普及しています。
ゼリー用カップシーラーの仕組み
ゼリー用カップシーラーは、ヒートシールと呼ばれる技術を用いて、カップの口を密封します。ヒートシールとは、熱を加えることでプラスチックフィルムを溶かし、接着させる技術です。ゼリー用カップシーラーでは、ヒーターでフィルムを加熱し、圧力を加えることで、カップの口をしっかりと密封します。また、ゼリーの場合、空気が入らないようにシールする事が重要です。
ゼリー用カップシーラーの選び方、メリット、デメリット
用途に応じた選び方
ゼリー用カップシーラーを選ぶ際には、まずカップのサイズを決め、生産量により最適なカップシーラーを選択する必要があります。。例えば、少量生産の場合は、半自動式(卓上式)のカップシーラーが適しています。一方、大量生産で、効率性を重視する場合は、全自動式(ストレート式)のカップシーラーが適しています。製品の容器サイズはあまり大きいと空気が入りやすくなってしまうので、直径95mm以下のカップを選択する事をお勧めいたします。又、バリア性のある容器及びトップフィルムを選択すれば、長期保存が可能となります。
半自動式(卓上式)のカップシーラーのメリット、デメリット
メリットとしては、
1・安価です。
2.型交換可能なので様々なサイズの容器を1つの機械で使う事ができます。交換時間も5分程度です。
3.機械サイズが小さく省スペースです。
デメリットは生産量が少ない事です。1時間150~200個程度ですが、2連の機種を選択すると1時間300~400個程度生産可能です。
全自動式(ストレート式)のカップシーラーのメリット、デメリット
メリットとしては、
1.生産量です。1時間800個~で多連式であれば、1時間3000個以上等生産可能です。
2.ゼリーと容器を機械にセットする事により全自動で製品が出来上がります。
デメリットは高価で機械サイズが大きい事です。尚、型交換出来る機種もありますが、やはり高価で交換時間がかかります。
ゼリー用カップシーラーの使い方
半自動式(卓上式)カップシーラーの使い方
ゼリー用の半自動卓上式カップシーラーは、機械にカップをセット後、ゼリーを手酌又は、充填機から充填する必要があります。この時気を付つける点として、カップからこぼれるように充填する必要があるということです。9分目程度の充填では空気が入ってしまうためです。もう一つの方法として、9.5分目程度まで充填後、多少ゼリーが固まった後、水を掛ける方法です。シール後、ボイル殺菌等した際にゼリーと水が混ざります。この方法であれば無駄を最小限にする事ができます。当サイトの「卓上型/充填・包装機 ゼリー(動画)」をご参照頂ければ上記手順の動画がございます。
尚、ほとんどの場合シール後、ボイル殺菌する必要があります。
全自動式(ストレート式)のカップシーラーの使い方
ゼリー用の全自動ストレート式カップシーラーは、動作前に準備が必要です。まず、機械の充填機用ホッパーにゼリーを入れ、カップ供給機にカップを数十個セットする必要があります。その後、機械の動作ボタンを押すと次の順序で製品が作られます。
1.カップ供給機から機械のバケットにカップがセットされます。
2.充填機によりカップにゼリーが充填されます。
3.カップにフィルムをシールします。
4.フィルムをカップに合わせカットします。
5.排出装置からシールされた製品が排出されます。
ホットプリンター等の機器を搭載すれば、フィルムに日付を印字する事もできます。
中身は違いますが当サイトの「1連ジーマミ豆腐全自動 (動画)」をご参照頂ければ中身はジーマミ豆腐ですが上記と同じ動作の動画がございます。
尚、ほとんどの場合シール後、ボイル殺菌する必要があります。