トップフィルムのオープンマウス、タブ、取っ手、開け口について

目次
オープンマウスとは

オープンマウスとは、容器のトップフィルムを剥がしやすくするために、手で持ちやすくカットされた部分のことです。ドリンクなどのストローを刺すタイプにはオープンマウスがないことがありますが、フィルムを破棄する際に剥がしやすくするため、ほとんどのトップシールには付いています。また、形や大きさも様々あるので、以下で紹介します。
標準のオープンマウス

- もっとも一般的な形で、特に食品関係(ゼリー、ヨーグルト、カップ麺、菓子 etc…)はこのタイプが多いです。
- 剥がしやすく、シールが強い場合でも切れることがありません。
- 丸容器、角容器共に大きさは自由に設定できます。
- 角タイプの容器は上図では左に付いていますが、右に着ける事もできます。
丸いオープンマウス

- 丸い形で、化粧品の内ブタなどでたまに見かけます。
- 剥がしやすいですが、ドリンクやゼリー等のシール強度が強い物には向きません。
- 丸容器、角容器共に大きさは自由に設定できます。
- 角タイプの容器は上図では左に付いていますが、右に着ける事もできます。
長いオープンマウス

- 長い形で、工業製品や小さい容器でたまに見かけます。最近では小さめの惣菜でも見かけます。
- 剥がしやすいですが、ドリンクやゼリー等のシール強度が強いと切れてしまう場合があります。
- 丸容器、角容器共に大きさは自由に設定できます。
- 角タイプの容器は上図では左に付いていますが、右に着ける事もできます。
オープンマウス無し

- オープンマウスの無い物です。ドリンクなどストローを刺すタイプの商品で見かけます。
- 容器に対してフィルムを大きくカットすれば、剥がしやすく、どこからでも剥がす事ができます。
- 逆に容器に対してフィルムを小さくカットした場合、剥がしにくくなります。
オープンマウスを注文する際には
ご希望のサイズや形状(例:「標準タイプで大きめ」や「丸いタイプで小さめ」)をお知らせいただければ、容器に合わせて弊社が図面を作成し、ご確認いただけます。
また、容器からオープンマウスの端までが10mm以上であれば、シール強度が強くてもわりと簡単に剥がせます。
お年寄りなど握力の弱い方向けの製品の場合、大きめのデザインをお勧めします。
デザインを考慮して短くする場合は、シール強度が弱い製品をお勧めします。
オープンマウスの形状や大きさは、型ができた後には変更ができないため、注文時に慎重に決めることが重要です。
株式会社ヤマツジ


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